ご来店、誠にありがとうございます。当店で取り扱う商品の多くは、手づくりの器です。
形、大きさ、色、焼き、それら1つ1つが器に違う表情をみせてくれます。
手づくりの器では、その違いを「景色」「味」と呼び、楽しみます。
また、「器を育てる」という言葉もあるように、
長い時間、大切に使うことで「景色」「味」が更に変化していくのも、手づくりの良さのひとつです。
という話を聞いたことがあります。庭も樹木が伸び、草花が育ち、手入れすることにより「景色」が変化していきます。
選んで、盛って、食べて飲んで、ご自分らしくお楽しみください。
そして手づくりの器は、いつの間にか、あなたの器になっています。
和食器は、「土もの」と呼ばれる、粘土を原料とした「陶器」と、
「石もの」と呼ばれる、陶石という石と粘土を原料とした「磁器」があります。
陶器(土もの) | 磁器(石もの) | |
音 | 低く、鈍い音 | 高く、澄んだ音 |
主原料 | 粘土 | 陶石 |
透明度 | 低い | 高い |
吸水性 | ピンホール、貫入より若干浸透する | ほとんど浸透しない |
風合い | 自然の温かみ、厚手 | 繊細で滑らか、薄手 |
工業製品では欠陥となるものも、手づくりの器では意図的な表現手段(デザイン)として用いられます。このような組み合わせが「景色」「味」を作り出します。特に手づくりの陶器には、欠かせない要素です。
長く陶器を楽しみ、育てるために、適切な目止めをおすすめします。
例えばカレーのように、色が強く、油が多い料理や、汁・スープが多い料理を盛り付ける前には、
10分ほど水に浸してからお使いいただくと、汚れやにおい、着色を防ぐことができます。
特に白など薄い色の陶器や、貫入、粉引きなどの陶器にはおすすめします。
陶磁器は電子レンジが苦手です。
使ってすぐに影響が出ない場合がほとんどですが、繰り返し使用するうちにヒビやシミが出るなど、傷みの原因になります。
また、熱い料理を盛ることはできますが、耐熱陶器でない限り、直火での使用はできません。
食洗機もおすすめできません。
高温洗浄から乾燥する工程が苦手な器も多く、洗浄中に他の食器と触れてしまい、欠損する場合もあります。
また、金彩、銀彩、プラチナ彩、上絵付や貫入のある器など、剥がれや変色を起こす原因となります。
残った料理を長時間そのままにしておくと、色やにおいが移ることがあります。同様に保存容器としても適しませんので、ご使用後はなるべく早く洗ってください。
洗う場合は、水かぬるま湯で中性洗剤と柔らかいスポンジを使ってやさしく洗ってください。たわしやクレンザーなどで洗うと、キズや欠けの原因になります。
特に陶器を洗った後は、風通しの良い場所でよく乾燥させてください。裏返して乾かすのがおすすめです。高台のあたりに釉薬がかかっていない器は、特に水分を多く含みますので、よく乾かしてください。乾ききらない器を収納してしまうと、カビの原因になりますので、ご注意ください。
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